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〇ンポジウムinいわき <後編>

以下は質疑応答&ディスカッション。思い思いに語るため、ブレストのような雰囲気。
メモ若干あやふやな点もあるため、発言主は明示しないが「生産」「流通」「消費」「地元市民以外(学者含む)」の、それぞれの温度差は垣間見えると思われる。


Q「情報発信」について。
 安全性をPRしつつも主眼は「美味い」のPRとの事だが?


「糸井重里氏が『福島の状況は、美人アイドルがトイレに行った…というのに似ている。 事務所は“臭くないです”と語っている。そうではなく“可愛いでしょ?”とPRすべき』と言っていた。どちらも大事だと思うが、私は『確かに原発事故はありました。でも、この野菜、いいですよ』をPRしたい。とはいえ現実的に『これ、どっちなの(大丈夫なの)?』と聞かれる事は多いが。」

「銘柄でなく産地で判断されている。群馬・長野・四国・九州の流通量(?出荷額かも?)は、1.8倍になった」

「時折『県内用・県外用に分けたりしているのか』と聞かれると返答に困る。コメは県内だろうが県外だろうが自分の家で食う分だろうが全て一律で検査を受ける」



Q.安心に関する情報発信は、聞かれたら公表する?積極的に出す?

「私は納品時に客に出している。もはや安心を保証する情報提供は営農の一部だ」

「柏のトマト農家には、聞かれたら出すという方針の人も。」

「柏は正直、ホットスポットだったことを忘れている人もいる。しかし福島は連日、原発報道が出ているから忘れる人はいない。状況が異なる。柏の場合『もう安心アピールは聴かれてから出すか形で良いのでは』等と状況を読みつつ対応だが…」

「中学生の子供がいる。最初は地元産を避けていた。一番よく調べ、公開していたのが“ふくしま新発売”だった。一番嘘をつかないだろうなと感じた。そこで大きいスーパーで地元産を探したが、東京で値がつかず、地元にもなかった。小さい子がいる母親は産地で選んでいる。『怖くはない』『気にしていない』と言いながらも“ところで、いわき産って大丈夫?”と質問が出る。測定データを出していること自体が案外知られていない」



Q.情報発信は、どのような層に向けて?

「特に定めていないが、生産者が見える形のPRをしている。たとえば“6月からサツマイモやりますよ”と告知するなど」

「有機農業をやってきた。徐々に評価され36世帯に毎週野菜を届けるようになった。しかし事故後、13世帯にまで減った。いわきでは朝に青空市をやっているが、かつては2時間で相当売れたのに今は駄目。昔は50人近くの客が来たが、今は酷けりゃ3人とか。売上は3000円程度とか。しかし、安全性を押し売りするのも良くないのではと思っている。『タケノコ、不検出みたいよ』ぐらいでやっている。どうなんですかと聞かれたら『タケノコは、わざわざ持って行って測定している。不検出だ』と言うが、一方で『タケノコ、ワラビの自粛を』などという呼びかけが県からまわってきたりする。そんな状況で押し売りは無理だ。『いいから、くれ』と言われれば出せるが…」

「消費者が意識的に避ける以前に、(福島産品は)世の中に出てこない。(流通業の)本部で『この産地は駄目』と指示が出るからだ。今や、店頭で選ぶ以前に『店頭に無い』状況。安全性の発表があろうがなかろうが、消費者は無意識に、その産地の存在を忘れる」

「例えば土に1000bqあろうと、根は35%、茎に30%、葉に20%……しか吸収されない、さてこの食品は何bqですかと言えるようになることが重要では」

「JAや全漁連に関係なく自主流通させる動きがあっても客は戻っていない。有機の農産品を買う人は、特にその傾向が強い」

「検査せず出荷する事はあり得ない。郡山の一部など(線量が)気になる地域は確かに存在する。しかし、少なくとも福島のコメは全て検査している。これからはリンゴもやる事になっている」

★コメやリンゴは「そのまま」の状態で検査機器に掛ける事が可能。しかし、それ以外の物は、すりつぶしてペーストに市内と測定できず「すべてを検査」は無理。同じ地域でとれた物をいくつかサンプルとして調査する形で対応している。



Q.給食の検査を手伝っていた経験から、不安が拭えない。先程、生産者の方が「不満がある人への対応は、とりあえずいい。買ってもらえずとも仕方ない。価値を分かってくれる人にPRしていく」との声があったが、そういう不安の中で「地産地消」を推し進め、食べさせようとする動きに母として憤慨。

「やはり、いわゆる押し売りは、不安のあるうちは良くないと思う」


★出席者の発言によると、郡山の給食は郡山のコメを使っている。全て検査し、さらに自前の検査もやっているからだ。しかし野菜などは全量検査できないので福島県産を使っていない。なお、福島県産でなくとも、給食に使う食材は全てサンプルを抜き出し、ミキサーにかけて測定している模様。

「作る方としても、食べたくない人に食ってもらおうとは考えていないという事。イヤイヤ食うのは、作る人にも食う人にも不幸な話だ」



Q.ゼロベクレルに近づけるにはどうすればいいかではなく、基準値以下だからこれで良いというのか?母親の想いを、どう捉えているのか

「低減の努力は断続的にしている。農水が検査したところ、『土の汚染とコメへの(放射性物質の)移行は相関が無い』と出た。これは凄い話だ。裏を返せば、福島や柏の土壌より汚染度の低い地域でもコメへの移行が多いかも知れないのだから。移行を決定する要因は、カリウムを適切に撒くか、お潜水を防止するか、が決定的。こう考えると“どこ産か”ではなく、きちんと対策した【意識の高い生産者+全量検査】の組み合わせが理屈の上では最強。ただし、それを言っても“気持ち”の問題がある。だからこそ、ぜひ今後『どのように安心を確保しているか』を知る機会があれば参加して頂きたい。お互い(生産者と消費者)の努力や不安を、互いが知るために」




Q.しかし、ここにいる意識の高い農家レベルに「努力している人」は何割いるのか。
 100bqで良しとする生産者が沢山いるのでは

「それはない」

「カリウムゼオライトの使用などで軽減できる。何bqならあなたは満足できるか?」

「その問いは酷かもしれない。学者ならともかく…」

「自分には1歳の子と3歳の子がいる。安心して食わせている。検査をしているし。美味い物を作っていると自負。それでも、不安な人に不安な物を食えとは言えない。私は、自分で“ほぼ無いに等しい物だから”と認識し、安心して与えているが…」

「柏のベクミルの事例でも同様。測定して数値が出ても、結局は『大丈夫なの?大丈夫じゃないの?』を聞きたくなるものだ」

「心配は当然。柏は『ワンワン帯』という、父親たちの除染グループが出来た。母親は給食の監視を行うグループが出来た。0.1bqまで徹底的にやる方針だった。そして、徹底的に測って『ND(検出限界以下)』となり納得した。農家は『2年で出来るクリアランスはここまで』、消費者は『得体の知れない不安が消えない』。自分自身も相対的に不安。一方で、たとえば農薬の代わりに、ソラマメ育成にアブラムシを使う人などがいる。ソラマメにはアブラムシは害がなく、他の虫がつかないらしい。このように、意識低い農家だと思ってた普通の人が、輪想像以上にはるかに高い所を目指している例もある。こうした事は、安全対策以外の面でも発信する価値がある。生産者の血のにじむような思い、一方で母の想いは『2年、3年たったから進めましょう』と処理できる物ではない。理屈ではないのだ。生産者に職人的なモノづくりのこだわり、母親など消費者が日常の中でどうするか。ひとつの体験として、イベント的な農業体験は、割と楽しく、そこから少しわかって来るのでは。土壌に残るのは主にセシウム。1ベクレルでも、ある事に納得いかない物。農家こそ、それを理不尽に感じている。しかし、その中でベストを尽くして行く事と、それをしでかした東電等への怒りなどは両立可能な物。その中で、何をどうするかの判断だ」

「いわきは、消費者置き去り感があると思う。生産者も、測るだけ測ってから判断したい。最初、県知事が(コメの全袋検査を実施する前に)安全宣言を出した。何を根拠に、そんな安全だと言い切れるの…と怒った。生産者であり消費者だ。生産者だからと言って、(徹底的な検査をせず)大丈夫だとは言い切れない。いわき市長も安全宣言をしていたが、これも納得いかない…」

「柏では、消費者が早めに『図る側』に加わった。今は『納得いかない』のプロセス。同じことを同じ情報として出しても、誰が言ってるかで納得感が違う。『誰の言葉なら信用するか』と4つの幼稚園に通う児童の母親450人にアンケートを取ったところ、『専門家』が50%だった。『市民(自分)』が35%。『行政』は10%で、『小売業者』『農家』は1%だった。柏で、母親たちがの給食検査に加わったのもそう。自分たちでやって『出ません』となったら、(農家や行政から一方的に通達されるのとは)受け止められ方が違う。ところで、いわきの給食検査における不振とは?」

「下限値(20bq)以下の物なら、18bqや19bqも通していた。市が定めた下限値以下ではあるがゼロではない。測りつつ、安心につながるものではないと感じた」

「量的には?」

「多くないが・・・」

「やはり行政の検査への不審。これをどうするか課題」


とか、そんな感じ。・
正確な起こしは、たぶん誰かが作る。俺に期待しないで。
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お疲れ様です

>「作る方としても、食べたくない人に食ってもらおうとは考えていないという事。イヤイヤ食うのは、作る人にも食う人にも不幸な話だ」
ここが響きました。いくら安全な物だと言われ数値を示されてもイヤだと言う人はいるでしょうし、はるばる遠くに自主避難する人達と同じでそういう人を誰も責める事は出来ない。
安心して食べる為には、 何よりも生産者と消費者の信頼関係が大事だと思います。(何か1つ食べるのにも疑いを持ったら罪だと聖書も言っているじゃあーりませんか)
因みに母も私も福島産は積極的に食べていますし、昨年亡くなった父も気にせずに食べていました。
事故後に川内村の親戚から送られて来た野菜も、大変おいしゅうございました。(?!)
本当は流通などのコストを抜かして地元に有利になるようお金を現地で使いたい。つまり福島に行って福島産の物を買うのがベストだと思います。行きたいですね。
しかしiPad便利です。あ、関係ないですね┏(I:)ペコッ!

No title

誤字脱字だらけの文章にコメントありがとうございます。

まぁね~、最終的には、不安「感」とか不信「感」とかの、感覚的な物・心情的な物を、いかに安心「感」とか満足「感」、お値打ち「感」とかに繋げていくかって話なのだと思います。
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